開催日程 | 2023年3月11日土~3月12日日 |
昨年9月の芦ノ湖大会を皮切りに全国9ヶ所で予選大会を行い、それを勝ち抜いた猛者13名が決勝大会「DAIWA cup」へ駒を進めた。
所変われば、道具や釣り方も変わる。
各々ホームレイクで培った釣りを武器に、爆釣レイク河口湖に挑んだ。
前記した通り、河口湖は全国屈指の爆釣レイクであり、ハイシーズンは20束、30束も狙える。
今シーズンも2月に3845匹の釣果が出るなど、全国のワカサギファンの注目を集めている。
当然参加選手も周知の事実であり、群れ対策の道具立てをしている選手が目立った。
しかし大会1週間程前から群れは減少傾向に…急激な水温上昇と大潮が重なったことにより、ワカサギの産卵行動が本格化したことが原因と推測される。
その後、会場となる河口湖漁協ドーム船では厳しい釣果もあったものの、大会直前に産卵を終えた魚が多く釣れるようになり、拾い釣りで釣果が出るようになった。
群れの釣りを想定していた選手達には誤算であった。
大会当日、釣れるワカサギは大きく分けて2種類。
産卵を終え小規模な群れで回遊ワカサギと、昨シーズン終盤に生まれたであろう大きな群れで回遊する未成熟なワカサギだ。
産卵後のワカサギは底付近を小さな群れでゆっくりと回遊していた。
活性は低いものの粘り強く誘えばポロポロと拾える。
一方未成熟なワカサギはハイシーズンを思わせる大きな群れではある。
これが入れば多点もできて一気に釣果が伸びるが、回遊スピードが早く突如入って来ては、すぐに居なくなってしまう。
また、そのチャンスは日に何度もチあるわけではないので、基本的には拾い釣りでベースを伸ばし、群れで加速するというイメージだろうか。
その変化気付き、2日目からアジャストする選手も多かったが、初日から状況をとらえ、2日間共に安定した釣果を出した岸竜一郎さんが河口湖代表の力を見せつけ優勝した。
また、今大会では競うことはもとより、フィールドや道具の違いなどの情報交換の場ともなっていた。
ドーム船の各所で釣り談義に花が咲いていたのが、印象的だった。
全国のワカサギ釣り熱を感じられる大会であった。
順位 | 名前 | 代表地区 | 1日目重量(g) | 2日目重量(g) | 総重量(g) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 岸竜一郎 | 河口湖 | 1,238 | 739 | 1,977 |
2 | 長縄彰太 | 入鹿池 | 894 | 814 | 1,708 |
3 | 大川政樹 | 山中湖 | 680 | 736 | 1,416 |
4 | 鳥羽守 | 河口湖 | 701 | 648 | 1,349 |
5 | 稲山達也 | 入鹿池 | 764 | 575 | 1,339 |
6 | 鈴木義則 | 津久井湖 | 779 | 514 | 1,293 |
7 | 鈴木泰礼 | 生野銀山湖 | 749 | 482 | 1,231 |
8 | 長田和人 | 津久井湖 | 664 | 473 | 1,137 |
9 | 花折悠斗 | 津風呂湖 | 687 | 378 | 1,065 |
10 | 佐藤綾乃 | 山中湖 | 492 | 565 | 1,057 |
11 | 木村有弘 | 生野銀山湖 | 605 | 387 | 992 |
12 | 高橋一弥 | 芦ノ湖 | 472 | 225 | 697 |
13 | 中村耕作 | 津風呂湖 | 267 | 266 | 533 |